脳梗塞は、脳の血管が狭まったりつまったりして血液がとどこおり、あるいはとだえ、血液が届けられなくなった組織が壊死してしまう病気です。
脳梗塞の起こり方は、急に血液の流れが遮断されると、急激に出現します。徐々に詰まってだんだん血流が悪くなってくる場合には、症状もゆっくりと出現します。
日本人の脳卒中の約60%は脳梗塞が占めています。
またその起こり方によって、おおきく3つに分類されています。
アテローム血栓性脳梗塞(脳の血管の動脈硬化)
ラクナ梗塞(脳の小さな血管が詰まる)
心原性脳塞栓症(心臓内にできた血栓が脳の血管に詰まる)
日本人にもっとも多いのはラクナ梗塞で、脳梗塞の患者の40〜50%を占めています。また、食生活の欧米化などにより、近年、日本でもアテローム血栓性脳梗塞が増えてきています。